サンライズ紛争処理方針

.OSAKA TLD（以下「TLD」）のドメイン名は、第三者が登録したり、またはレジストリが予約したりできます。このSDRPは、レジストリのSDRP基準に違反してドメイン名が登録されたまたは登録が拒否されたと主張する異議申立を解決するために適用されるプロセスと基準について説明します。このSDRPは、TLDでレジストリが予約しているドメイン名には適用されません。

以下の基準の1つ以上の下でサンライズ登録が不適切だったという申立の提起によって、TLDの登録済みドメイン名は、手続の対象になります。

このセクションの下での申立は、TLDの登録済みドメイン名が、レジストリのサンライズプログラムの規定に準拠しないことを合理的な証拠によって示す必要があるものとします。申立は、以下の要素を1つ以上証明する必要があります。

1. 申立対象のドメイン名が登録されたとき、登録者は、国内で有効（または地域で有効）な商標登録を保持していなかった、あるいは、その商標権は、裁判所によって認証されたり、または法令や条約によって保護されたりしていなかった
2. そのドメイン名は、登録者がサンライズ登録の根拠としたマークと同一ではない;² または
3. 登録者がサンライズ登録の根拠とした商標登録が、国内で有効（または地域で有効）でない、あるいは裁判所によって認証されたり、または法令や条約によって保護されたりしていなかった。

.OSAKA TLDに登録されたドメイン名に関する、この方針の下でのSDRP請求は、サンライズ期間終了後90日.以内に行うものとします。

パネリストは、裁定を行う際に、該当する場合は、申立と共に提出が必要な、レジストリのサンライズ基準、割り当て要件、またはコミュニティベースの資格要件を確認します。

無害の誤謬。サンライズ登録が認められたのは、間違った文書または間違いを含む文書の提出に基づいてであるが、一方、真実で適切な証拠がサンライズ登録の申請時に存在し、その登録が認められたであろう、ということを示す証拠を被申立人は提示できます。

このSDRPの下での手続について申立人に可能な救済は、以下に限られるとします。

ドメイン名がサンライズ期間に不適切に登録されたことをパネリストが発見した場合、SDRP 2(a)の下での申立に対する唯一の救済は、その登録を取り消すこと、および取り消されたドメイン名を、TLDの登録に利用可能な名前のプールに戻すこととします。申立人が、通常登録者または防御/ブロック登録者のいずれかとして、ドメイン名を登録する資格を独自に持っている場合、当該申請を場合に応じてレジストリまたはレジストラに行うことができます。SDRP紛争が、同じドメイン名についてオークション入札者によってもたらされた場合、紛争が処理されるまで、オークションは保留されます。

このSDRPの下での申立は、National Arbitration Forum（以下「Forum」）に申立を直接提出することにより、申立が提出されたこととします。Forumは、手続を管理し、資格があり適格なパネリスト（以下「パネリスト」）を選択します。Forumでは、National Arbitration Forumのサンライズ紛争処理方針の規則（以下「規則」）を作成しており、このSDRPの下での紛争の扱いについて料金体系および他の技術的およびプロセス要件を定めています。このSDRPの下での手続は、このSDRPおよびForumの該当する規則に従って行われます。

レジストリもレジストラも、パネリストの前の手続または実施には参加しません。いかなる場合も、レジストリもレジストラも、パネリストによる裁定の結果として責任を負うことはありません。SDRP手続に関係する、TLDのサンライズ登録済みドメイン名は、SDRPの手続き中は他のドメイン名所有者または他のレジストラへの移転は行えません。³ 申立の対象となる、TLDの登録済みドメイン名の所有者の連絡先の詳細は、レジストラの公開されたWhoisデータベースレコードに示されたとおりです。レジストリおよび該当するレジストラは、パネリストの裁定に従い、自身のWhoisデータベースでドメイン名登録のステータスに適切なすべての変更を行います。

TLDの登録済みドメイン名の登録者には、このSDRPの下での紛争の開始について、Forumから速やかに通知するものとします。また、登録者は、申立の主張に異議を唱えたり、あるいは、申立で要求された救済を、このSDRPに従って実施すべきでない他の理由を示したりできます。あらゆる場合において、立証責任は申立人にあるものとし、また、登録済みドメイン名の所有者による不履行または他の怠慢を理由に、申立の主張を承認することはないものとします。Forumは、紛争において指名された当事者すべて、およびレジストラ、レジストリに、パネリストによる裁定を速やかに通知するものとします。

(i) パネリストは、要約の形で裁定の根拠を述べることができます。また、パネリストが適切であると考えた注釈または指導を含めることができます；
(ii) 裁定は、TLDの登録済みドメイン名を取り消すか、または現状を維持するかを示すものとします；また、
(iii) このSDRPの下で行われた決定は、Forumがそのウェブサイトに公開します。

パネリストの裁定が、登録済みドメイン名のステータスの変更を要求している場合、レジストリ ⁴ は、決定通知後10営業日経過した後、その裁定を実施します。ただし、登録者が、その10日間にレジストリに（Forumへのコピーと共に）、公式文書（裁判所職員が受領印を押した申立書のコピーなどの）を提出した場合を除きます。公式文書は、登録者が、要求した権利を維持するため、当事者および登録済みドメイン名について管轄裁判所にて訴訟を開始したことを示すものです。当該文書を受領した場合、（i） 解決について当事者間で同意したことを示す、レジストリに納得がいく証拠；（ii） 登録者の訴訟が却下または撤回されたことを示す、レジストリに納得がいく証拠；または（iii） 当該訴訟を却下した、または登録済みドメイン名の取り扱いを他の方法で指図した、裁判所からの命令のコピー、をレジストリが受領するまで、それ以上の措置は講じられません。

このSDRPの下での紛争当事者は、紛争の間における事実の主張はすべて、その知る限りにおいて事実と相違ないことを保証するものとします。また、紛争当事者は、依然として、対象のドメイン名の登録の間に行った、すべての表明と保証の影響下にあるものとします。

SDRPの下での手続の間、登録済みドメイン名の、登録者および/またはレジストラ間の移転、および登録者による削除はロックされるものとします。

当事者は、レジストラ、レジストリ、Forum、およびパネリストを、SDRPの運営から発生する請求から免責するものとします。どちらの当事者も、レジストラ、レジストリ、Forum、またはパネリストを当事者として指名できません。あるいは、他の方法でレジストラ、レジストリ、Forum、またはパネリストを、紛争またはSDRP方針の管理に関する司法手続に含めることはできません。当事者は、レジストラ、レジストリ、Forum、パネリスト、およびそれぞれの従業員、契約業者、代理人、サービスプロバイダーをこのSDRPの下の手続の実行または結果から発生する請求から免責、保護し、それらに損害を与えないものとします。レジストラ、レジストリ、Forum、パネリスト、およびそれぞれの従業員、契約業者、代理人、サービスプロバイダーは、このSDRPまたは対応規則の下での管理手続に関し、当事者に対して作為または不作為の責任を負わないものとします。TLDの登録済みドメイン名の登録と使用の正当な権利を登録者が与えられている状況で、申立が認められた場合、申立人は、登録者に直接単独で責任を負うものとします。

このSDRPは、UDRP （Uniform Domain Name Dispute Resolution Policy; 統一ドメイン名紛争処理方針）、URS（Uniform Rapid Suspension; 統一早期凍結）、およびICANNまたはレジストリが採用した設立綱領、ネクサス、または適格紛争方針に追加され、それらを補足します。

SDRPの下での手続は、いずれか一方の当事者が、独立した処理を求めて、TLDの登録済みドメイン名に関する紛争を、並行する管理手続に、または管轄裁判所に提起するのを防げないものとし、また保留のSDRP管理手続の間、または、当該手続の終了後に行うことができます。そのような他の手続の通知の後、その手続の結果を考慮して、（パネリストの単独裁量で）SDRP手続を終結できます。

レジストリは、ForumとのそのMoUの条件に従って、このSDRPをいつでも変更する権利を留保します。変更したSDRPは、それが発効する30暦日前までに、Forum ウェブサイトに掲載するものとします；⁵ ただし、このSDRPが、申立の提出によって、すでに行使されている場合を除きます。この場合は、行使された時点で有効なSDRPのバージョンが、紛争が終結するまで適用されます。登録者が、このSDRPの変更に反対したときの唯一の救済は、当該登録に関して支払われた料金の返金を受ける権利が登録者にない場合、登録を取り消すことです。